成長

先月末、息子が空手をやめました。

自分からやりたいと言い

小学校1年生から通い始め丸6年続けましたが

中学になって部活が始まり、通えなくなってしまったのです。

 

同じころ始めた通信教育教材も、スイミングも3年程で

リタイアしてしまいましたが、空手はやめることなく続きました。

4年生になり、タグラグビーと出合い、朝・休み時間・放課後練習で

疲れ果て空手に行けない時もありましたが、

「空手もうやめたら?」との声かけにも、どうしても首を縦に振らず

続けてきました。

 

6年生の時タグラグビーの大会と重なり受けられなかった

昇段試験受験のため

中学校に入り、慣れない部活で長距離を走り

筋肉痛の足を引きずりながら稽古に通いました(大分日数は減りましたが)。

昇段試験では先輩10人と1分ずつ組み手をする10人戦を

ふらふらになりながら終え

黒帯をもらえることができて、ほっとしたことでした。

 

しかし、息子の中学校の陸上部は

熱心でめったに休みがなく、たっぷり練習し、

おまけに、大好きなラグビーにも時間を取られ

空手に行く時間が無くなってしまいました。

そしてとうとう、息子も空手をやめることをしぶしぶ承知したのです。

 

最後の日、父親と挨拶に行った息子は

先生に激励の言葉をもらい、涙していたそうです。

帰ってからもしばらく鼻をすする音が聞こえていました。

 

最初は猫パンチの戦いのような

かわいい組み手をしていた息子も

いつの間にか見ていて痛そうな白熱した戦いをするようになっていました。

心身ともに息子を成長させてくれた空手に感謝です。

 

(FM)

 

 

 

 

 

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