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国際協同組合年記念 国際協同組合デー高知県集会報告

2012年7月18日

 

7月の第1土曜日の「国際協同組合デー」に合わせて、毎年7月の上旬に高知県集会を開催しています。
今年の集会は、国際協同組合年を記念して、会場を高知市文化プラザかるぽーと大ホールに変更し、県内の協同組合の仲間約500人が参加して行いました。

JA中央会会長山崎實樹助様から主催者を代表してのご挨拶のあと、高知県生協連の井垣政利会長が基調報告を行いました。基調報告では、現在の世界経済の状況の中で国連が協同組合を評価し、その発展を促すために国際年に定めたことを改めて確認し、協同組合がそれにこたえていくために協同組合にかかわる一人一人が行動していくこと、異なる協同組合間での連帯していくことなどが提起されました。
続いて、4つの協同組合から活動報告が行われ、生協からは高知医療生協香美支部の森本珠城様から「山間部での人と人との絆を深める医療生協の班活動」が報告されました。
そのあと、中桐万里子氏を講師に記念講演「協同組合が前進し続けるために~二宮尊徳の理論と実践に学ぶ~」が行われました。「名をのこさず、行いをのこせ」と言い残した実践家、二宮尊徳(金次郎)による農村復興の例から、見返りを求める「ギブアンドテイク」ではなく、まず相手や自然を受け入れ、それを実践のエネルギーとして豊かな実りを創出し続けていく「テイクアンドギブ」という協同のモデルが導き出されました。そして、このような協同から始まる実践がこれからの社会に必要とされていくことをお話しいただきました。
講演後、高知県漁連会長の瀧澤満様から申し合わせの提案がされ、これからも「助け合い」の精神を大切にし、一人一人が使命と役割を再認識し、より良い社会を築くために努力することが拍手で確認されました。最後に高知県森林会長戸田文友様が閉会のご挨拶をされ、終了しました。
集会の参加者には、資料とともに、高知医療生協の「ヘルスアップ60日キャンペーン」と日本生協連等による「つながるっていいね!エピソード募集」のチラシを配布し、生協の取り組みを他の協同組合の方々にお知らせすることができました。

以上

協同組合デー高知県集会ステージ
協同組合デー高知県集会ステージ
高知医療生協 森本氏による生協活動報告
高知医療生協 森本氏による生協活動報告
高知県生協連井垣会長による基調報告
高知県生協連井垣会長による基調報告
記念講演講師 中桐氏
記念講演講師 中桐氏