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2012年度 第2回役職員研修会報告
2013年月3月8日
会員生協の役職員を対象に「南海地震発生対応研修」を開催しました。この研修は、大規模地震への準備の必要性を認識していただくとともに、各会員での対策手法の一つとしてグループワークでの図上演習を体験していただくことを狙いとしました。
まず、南海地震を想定したシナリオにそって、様々な場面での行動判断を3つのグループに分かれて討議しました。その後、各グループからの判断結果を発表し、防災士の方から講評していただきました。防災士からは、判断には「時間」と「マンパワー」がポイントとなること、災害対策本部の役割はコマンドコントロールであることなどの基本視点ととともに、訓練での設問ごとの判断ポイントを具体的にお話していただきました。最後に講師から、今日の気づきをマニュアルに落とし込むことと、幹部だけでなく個々の職員に周知するためにこの訓練の手法を活用してほしいとの呼びかけがされましたた。
参加者の「気づきシート」では、「マニュアルで見るだけでなく、実際に判断を体験し、討論することで自分では気づかなかった部分を知ることができた」「実際には家族の安全が一番気になると思う。職場で落ち着いて対応できるだろうか?」「けが人の応急手当、倒れた家屋からの人命救助をするにもそのための知識や道具がない」など、多くの発見が書き込まれていました。
【研修概要】
1.日時 2013年3月8日(金)15:00~17:00
2.場所 高知市勤労者交流館(クンペル高知)研修室
3.参加者 会員生協役職員17人(5単協)
4.テーマ 「南海地震発生対応研修」
講師 高知県危機管理部南海地震対策課 川島拓人氏
評価者 日本防災士会高知県支部長 土居清彦氏
5.内容
(1)南海地震を想定したシナリオにそって、初動対応・避難誘導・救援物資対応・負傷者対応等について10問の行動判断を各グループで討議
(2)グループで議論した内容の発表
(3)防災士による講評
以上