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2013年度 第1回監事研修会報告

2013年8月22日


 県内生協の監事および監事スタッフを対象に、生協監事研修会を開催しました。改正生協法は、監事に強力な権限を与えています。「監事の役割と責任、監査の基本」について正確な知識を習得することは非常に重要です。生協ごとに監査活動の進め方、監事の経験・知識などの違いがありますので、今回の研修は、少人数で個別事例に対する実践的な質疑応答や生協間の交流もできるような進行にしました。 今回は、監事研修の基礎編として、監事・理事の役割・責任の違いや、監査の視点、監事や監事会の基本的な役割について、学習しました。また、講師の方にお願いして、特に、内部統制と理事・監事のかかわりについても取り上げていただき、参加単協の内部統制基本方針の実例も引きながら、内部統制システム構築の重要性についてお話していただきました。 経験の短い監事や組合員理事の方が多く参加してくださり、生協のガバナンスについて認識をしていただく機会になりました。参加者アンケートでは「テーマや資料の提供等、今後の監査活動に活かせるものとなった」「理事・監事は役員交代があるので、このような研修会は定期的に開催してほしい」「新任理事の参加も多かったのは良かった」「生協経営をよくするためには理事と監事の協力が大切であると感じた」などの感想をいただきました。 10月には「監事監査基準と監事監査規則」をテーマとして第2回目の監事研修会を開催します。

 

【研修概要】

(1)テーマ  「監事の役割と生協の内部統制」

(2)講師 日本生活協同組合連合会 会員支援本部 

法規会計支援室 室長 宮部好広氏

(3)参加 会員生協役職員13人(5単協1連合会)

(4)日時・会場 8月22日(木)高知市勤労者交流館(クンペル高知)研修室


【研修内容】

(1)講義:監事監査の役割と位置づけ

①なぜ、監事は理事を監査するのか

②理事の何を監査するのか

③監事の権限と義務

④何に基づいて監査するのか

⑤業務監査のポイント

⑥会計監査、決算監査のポイント

⑦監査報告書の作成と提出

⑧手元において活用したい資料等

(2)質疑応答・交流


以上