当初9月に開催予定でしたが、コロナウイルス感染症の影響で延期となっていました、NPO法人こうち食支援ネットの設立記念事業が、11月21日に三翠園で開催されました。

当日は食支援ネットに参加している団体の役職員や食支援ネットの活動に興味をもたれている方、賛同していただいている多くの市民の方の参加で、会場は熱気に包まれました。

折田理事長の開会挨拶で開会し、こうち食支援ネットの徳弘運営委員より、食支援ネット事業のプレゼンテーションが行われたあと、フードバンク高知の青木美紀氏による「高知におけるフードバンク（食支援）の歴史」、湯浅誠氏による「こども食堂と私たちの地域・社会」の講演がありました。青木氏からは、2006年より活動を始められ、民間シェルターやフードバンク、自立支援活動など様々な支援活動を全国でも先駆けとして取り組まれたことや、苦労されたことなど貴重なお話をお聞きしました。

湯浅氏からは、今回高知で訪問された、食支援ネットにも参加されているこども食堂の様子なども織り交ぜ、こども食堂が始まった背景や歴史、現在のこども食堂の状況やあり方などを、ユーモアを交えて、わかりやすく講演いただきました。こども食堂は、本来は老若男女誰でもが集えるコミュニティ、子どもを真ん中に置いた多世代交流の地域の居場所ということなど、多くの示唆に富んだお話を聞くことができました。