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会員生協探訪記 49

2013.8.19(月)   【高知大学生協】


高知大学生協で南海地震対策図上訓練を開催

819日に高知大学生協さんが初めての震災訓練(図上訓練)を行いました。訓練には、高知大学総務部からも2名の方が見学に参加してくださったそうです。取材に伺いたかったのですが、単協業務と重なっていてやむなく断念。大学生協の立花専務からいただいた報告書からご紹介させていただきます。

 

【報告書より】

高知大学生協では職員合宿の中で初めて図上訓練を実施しました。実施にあたり、高知県危機管理部南海地震対策課の支援により防災士を派遣頂きました。10月の平日の午前11時に室戸沖西南40キロメートルを震源とするマグニチュード8.6(震度7)の強い地震が発生したと仮定し、あらかじめ用意しておいた9つの設問について3グループに分かれて検討しました。

設問では初動対応、外出している職員への対応、負傷者対応、休暇中の職員からの連絡への対応、職員の退勤、発災後の物資提供、組合員ではない住民からの要請への対応、近隣の建物からの火災への対応、さらには事業復旧手順や支援受け入れ体制などについて各グループ内で意見を出しあい、発表し、設問毎に講師から講評を受けました。また、いざというときに判断を迷わないためにルール作りをしておくことやそのルールを周辺の関係者にも理解してもらっておくことの大切さも学びました。

今回、高知大学の職員様にご見学頂けたことは、協働して防災にあたるという点でも、生協の活動をご理解頂くという点でも大変有意義なものとなりました。

高知大学生協では、この訓練をきっかけに、防災委員会(仮称)を設置し、具体的な取り組みをすすめていきたいと考えています。

 

  生協職員の気づきシートより抜粋:

「職場で被災したら家には戻れないものだという覚悟をしておくべきだ」「自ら判断するためのマニュアルが必要」「人の手でけが人を搬送する訓練も必要」「地震は来るなら来い、という構えで」「基本的にその場に留まらせ、安全確保と情報収集をさせる」「支援者に対してはアゴ・アシ・マクラ(注)は自前で手配が原則」「意識のあるけが人はできるだけ自分で頑張ってもらう」「ヘルメット等の日頃の備品の準備が必要」 等。

(注:「アゴ」=食事、「アシ」=交通手段、「マクラ」=宿泊)

地震発生!
地震発生!
大丈夫ですかー!机の脚を持って!
大丈夫ですかー!机の脚を持って!
グループワーク中
グループワーク中
班の発表をまとめています
班の発表をまとめています

  

 

  訓練実施後、素早く実施報告書を送ってくださった立花専務、お忙しい中ありがとうございました。  

(S)