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会員生協探訪記 55

2014.6.18(水)【高知大学生協】


オリジナル防災袋『CocoN』お渡し講習会が開催されました

高知大学で高知大学生協オリジナルの防災袋のお渡し会があるとのことで、お邪魔してきました。

今回学生の参加は16名とのこと。会場には一人分の防災袋の中身が長テーブルから溢れそうなくらいいっぱいに置かれ、テーブルごとに16人分並べられていました。

講師は高知大学生の野藤寛樹さん。野藤さんは、「高知大学防災すけっと隊」の所属し、この防災袋を作成したメンバーのひとりであり、今年1月に高知県生協連と高知大学と共催で行った「コープぼうさい塾」でも活躍してくれた学生さんです。

 

まず、この防災袋の名前「CocoNーココンー」の説明から。

Considerations in daily life for Coping with Nankai troug earthquake』(南海トラフ地震に向けた暮らしの中の備え)の頭文字から取られたとのこと。

過去の経験を大切にし、今の防災に生かす『古今』という意味もあるそうです。

避難場所である大学に備蓄が少ないことから学生は自分の身は自分で守ってもらおうと防災袋を作成することになったそうです。

 

次に商品の確認があり、それぞれの使い方と注意点の説明がありました。

商品はリュックとイラストも学生さんが描き作成したという説明書込みで38品目あります。防災グッズの定番ものから、なるほどという品物まで、熟慮されたことがわかります。風呂敷やブルーシート、洗濯用ネットなどは、何かと重宝しそうです。ストローで膨らます簡易エアマットなど、固く冷たい床の避難所ではあると嬉しいですね。折って光を放つスティックライトも、真っ暗な夜にはありがたい品です。

 

重いものは下の方に、とりあえず欲しいものは前ポケットへなど説明を受けながら、商品を順にリュックに詰め、テーブルいっぱいにあった品物たちは見事リュックの中へ収まりました。

                                                                                                              最後に追加備蓄品を皆さんで考えました。食糧追加やロープ、サンダル、メガネ、ラップ、小銭、ごみ袋、トランプ・・・などなど、皆さん色々思いつかれ感心させられます。

リュックを背負い小走りできる重さを考えながら、加減をし自分好みにカスタマイズし災害時に役立つものにとのことでした。

 

高知大学生は県外から来ている学生が多く、この防災袋を買ってくれた学生さんの保護者さんの思いを考えると、同じ親として胸が熱くなります。もしも、その時が来てもどうぞ無事で、この防災袋があればきっと、少しでも快適な避難(被災)生活を送れることでしょう。

 

講師の野藤さんは避難所に行くときにはこの『CocoN』を持って行き、別に水8Lなど自宅に置いておく用の防災用品を備えているそうです。

高知大生の、防災意識の高さに感心させられ、色々と参考になった講習会でした。

 

この防災袋『CocoN』は、高知大学生協さんで19,800円で購入できるそうです。お問い合わせは高知大学生協(088-844-1501)まで。

                                   以上(F)                                                                                                                                                                                        

作成メンバー紹介
作成メンバー紹介
長テーブル1つ分が1人分の中身
長テーブル1つ分が1人分の中身
順番にリュックに詰めます
順番にリュックに詰めます
この説明書も学生さんが作成
この説明書も学生さんが作成
野藤さんが商品1つ1つを説明
野藤さんが商品1つ1つを説明
きれいに全部入りました
きれいに全部入りました