会員生協探訪記 56
2014.7.4(金)【高齢者福祉生協】
「新屋敷しばてんハウス15周年感謝のつどい」が開催されました
高知市新屋敷にある高知県高齢者福祉生協の宅老所「しばてんハウス」が15周年を向かえ、感謝のつどいが高知城ホールで開催されるということで、お邪魔させてもらいました。
会場には「しばてんハウス」とこの4月に高知市旭地区に開所した宅老所「ゆったり」の利用者さん、ボランティアさん、スタッフ、そして生協職員の方々70名あまりがいらっしゃいました。
まずは、15周年記念式典です。しばてんハウスの歩みのスライドショーが流され式典が始ましました。お知り合いやご自分の姿が映し出されると「わーっ!」と歓声が上がります。みなさんの笑顔あふれるスライドショーはとてもあたたかく、感動的でした。
次は曽我専務の開会の挨拶です。15年を振り返り感極まりながらの挨拶でした。
「しばてんハウス」は平成11年5月に開所し、今に至ります。この会場でその開所当時からいらっしゃる方は、曽我専務と利用者の大野さんのみだそう。初めは利用者さんも少なく心細い日々を送られていたようですが、今は利用者さんも増え楽しく賑やかにやられています。
「しばてんハウス」の前井上所長から昨年所長を受け継いだ村上所長も涙ながらの感謝のご挨拶。皆さんのしばてんハウスへの愛情がひしひしと伝わってきました。
式典では、感謝状の授与式が行われ英語や童謡、カラオケのボランティア講師の方や利用者さんにとても素敵な手作りの感謝状が贈られました。感謝状を贈られた一人、ボランティア兼利用者の土居さんは、3度の乳ガンと戦いながら明るい笑顔で周りの皆さんに元気を振りまいていらっしゃる方です。また、皆勤賞の96歳の中島さんも感謝状を贈られた一人です。しばてんハウスが出来た頃に高知市広報「あかるいまち」に紹介され、それをご覧になった、まだ若かりし80歳の中島さんは「まだ私には用はないけんど」と覗きに行き今に至るそうです。姿勢が良くとても元気で楽しい方です。
ひとまず、式典が終わり、次は乾杯と共に第2部15周年感謝の集いが始まりました。美味しいお弁当をいただき、盃を酌み交わし歓談を楽しみながら、皆さんお待ちかねの「お楽しみ演芸大会」です。
フラダンスあり、大正琴演奏あり、歌に踊りに寸劇まで出演スケジュールには、いくつものグループ名が並んでいました。あの、96歳中島さんもとても若々しくはつらつとした歌声を聴かせてくださり、皆さんも芸達者で賑やかに楽しく芸を披露されていました。
最後までいることはできませんでしたが、人生のお手本となるたくさんの素敵な方々に出会え、元気をもらって帰りました。
このつどいで見られた皆さんの笑顔は、利用者さんは元より、職員さん、スタッフさん、ボランティアさんの努力と協力の賜物であり、素敵なお仕事だなと思いました。
次は、20周年(?)。益々のご発展をお祈りいたします。
(FM)