総会終了後、コープこうべ協同学苑学苑長の浅田　克己氏（日本生協連元会長）をお招きして、講演会を行いました。

「生協の歴史と果すべき役割」-変わる経営、変わらぬ理念-と題して、戦後の生協をけん引した学校生協、大学生協、職域生協の活動からいかに生協が組合員の要望に応え前進してきたか、そして、行政との緊急時の支援協定や保証制度の取り組みなどわかりやすく話をして頂きました。70年代食品への不安、環境汚染問題など社会課題として吹く風に対して生協が帆を上げた時代。次の社会課題は何か、コロナ禍の中で私たちが掲げる帆は何か。高齢化社会が進む中で暮らしの中で孤立させないことなど示唆に富む話をして頂きました。

　講演の最後に「生協は生活者視点で社会的な課題を解決するための運動」「生協というのは高速道路をスポーツカーで突っ走るようなスマートな組織ではない、がたがたの道を四駆で走るような組織」と仰られていた事が心に残りました。今回のお話をそれぞれの生協に持ち帰って今後の生協活動に活かしてくことが大切だと感じました。